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SDGsでダーツやババ抜き!?学びながら楽しめるゲームをご紹介

この話題に関わるSDGsの目標

2030年までにゴールすることを目標に、2015年9月の国連サミットで採択された様々な社会問題を解決していこうという世界的な取り組み”SDGs”

持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットで構成されており、項目の多さに「難しそうで良く分からない」と、踏み込めないでいる人も多いのではないでしょうか。

そんなSDGsをもっと身近に感じてもらおうと、ゲーム形式で広める取り組みが今流行っているのをご存知ですか?

この記事ではSDGsの内容を手軽に理解できる3つのゲームをご紹介していきます。

■地球上に生きるすべての生きものに関わる取り組み”SDGs”

2019年でも、貧困や飢餓、テロや紛争、環境問題や人権、教育など様々な問題が世界中で起こっています。

これらを解決していかなければ「地球の未来はない」というくらいに、強い危機感をひとりひとりが持たなくてはなりません。

 

2015年9月に国連サミットで採択されたのが「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」略してSDGs、「持続可能な開発目標」という意味の世界を変えるための17の目標です。

その17項目をご紹介します。

 

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤を作ろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

 

SDGsの前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)の場合、発展途上国の社会開発が目標とされ一定の効果を得ることは可能でしたが、気候変動や格差の問題など先進国でも取り組むべき課題がまだ残されている状態です。

その課題に対し、先進国も含め国連に加盟するすべての国が17の目標のゴールに向けて取り組むことが2030年に向け各国が真剣に向き合うことが、”SDGs”という取り組みなのです。

■SDGsを楽しく理解できる!皆でできる3つのゲームをご紹介

・一般社団法人イマココラボが開発 カードゲーム「2030 SDGs」

 

SDGsの17の目標を達成するためのSDGsを誰でも楽しく理解し、取り組みのきっかけとなり得るカードゲームがあります。

 

「なぜ私たちにSDGsが必要なのか」

「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」

 

これらを具体的に理解しやすい内容となっています。

 

ルールは簡単で、与えられたお金と時間を使ってプロジェクト活動を行い、最終的にSDGsのゴールを達成するという内容で、子どもから大人誰でも参加することができます。

 

例えば「交通インフラの整備」というプロジェクトを選択した場合、これを実行するためには「使うモノ」としてお金500と時間3が必要となっています。

このプロジェクトを選択し交通インフラが整備されることで、お金1000と時間1と、プロジェクトカードと意思カードというものが得られます。そのプロジェクトを実行した場合、カードの一番下に記された「世界の状況メーターの変化」のパラメーターが変化します。

「交通インフラの整備」の場合は青色の経済がプラス1、緑色の環境がマイナス1になり、プロジェクトの内容によって世界の状況が刻々と変わっていくことが分かるようになっています。

またゲーム参加者全員が見やすいように、ホワイトボードや黒板などにパラメーターを表示すると、その変化をみんなで共有しやくなっています。

 

この「2030 SDGs」ゲームキットは様々な企業、団体、組織などで活用されており、SDGsを広げることに大きく貢献しています。

ゲーム終了後は振り返りやビジネス事例について座談会や発表会を行い、これからの企業の在り方やひとりひとりの意識の向上へと繋がることをゴールとしています。

常に変化する情報を共有し意識を高めていくことで、ゲーム自体のクオリティも上がっていくという仕組みになっています。

 

・株式会社笑下村塾「SDGs ババ抜きゲーム」

 

このゲームは「株式会社笑下村塾」が開発した誰もが気軽に遊べるSDGsのカードゲームです。

「笑下村塾」とは、お笑い芸人のたかまつななさんが「若者と政治を繋ぐべく」という思いから設立した団体です。

 

2人からプレイ可能で、3~6人でプレイすることを推奨しています。

基本ルールはババ抜きと同じですが、普通のババ抜きと違うのが使用するカードが「SDGsカード」だということ。

カードは「SDGsカード」が17種類×2枚、「ババカード」が1枚、指示カードが17枚で1組となっています。

ルールは、持っている手札に同じ数字のSDGsカードが2枚揃ったら、中央にカードを捨てて手札を減らしていき、手札がなくなった人から上がりという単純なルールです。

普通のババ抜きと違うところは、カードを捨てる際に捨てたカードと同じ数字の指示カードの指示に従わなければならないという点です。

その指示カードの内容は次のようになっています。

 

指示カードの内容の一例

「2. 飢餓をゼロに」

日本は1年間で食料を2800万トン捨てています。私を含め、日本人は一人当たり、毎日おにぎり1個捨てていることになります。

次に自分がカードを引く順番が回ってくるまで、全身でおにぎりを表現し続けて下さい。

 

このようなちょっと面白い指示に従いながら、17のゴールごとの課題を知ること、そして身振り手振りを使ったアクションで楽しくゲームを進めるという、SDGsの内容が記憶に残るというメリットがあります。

大人から子どもまで幅広い世代が気軽に遊ぶことができ、初めての人にとっても簡単なゲームルール。小学校では総合学習の時間に、企業ではCSRの一環で実施する研修などにも取り入れられています。

このカードはオンラインショップで購入可能となっています。

 

・株式会社NTTデータ経営研究所が開発した「My SDGsダーツ」

 

このゲームは皆先述のゲームとは少し違いますが、SDGs調査のために生まれたダーツゲームです。

参加者がSDGsの17のゴールを射的対象にしたダーツゲームです。

自分が投げた矢が当たったテーマに対し、どんなことに取り組みたいかという「My SDGsメッセージ」を書き、自己目標を書いて掲示することで、自分の中に責任感が生まれ自発的にSDGsに関わろうとする気持ちが生まれる、という仕組みです。

このゲームが生まれたきっかけは”アンケート”でした。

「SDGsに対する市民の考えを問う」というようなアンケートを無報酬で行った際、回答者は責任感を感じることなく、適当な回答が多いという状況でした。

こういったアンケートシステムの課題を解決するために開発されたのが「My SDGsダーツ」です

「ダーツなら楽しそう」という興味心や「ダーツに当たった」というゲーム性を活用し、SDGsへの責任感や達成感に繋げていこうという取り組みです。

 

またゲームをするだけでなく、ゲームによって得られた回答を用いてデータベースを作成・分析するサービスも行っています。

この取り組みを実施することで多くの人から誠実な回答を得られるように状況は好転し、より信憑性の高いデータベースの形式で保存され、居住地・世代・属性といった情報取得による細かな分析も可能になりました。

この分析結果をSDGs普及活動のマーケティングや啓蒙活動などに広く活用され、幅広い世代にSDGsに対する意識が深まることが期待されます。

 

ゲームというかたちでSDGsへアプローチしていく取り組みは、現在どんどん増えています。

どれも子どもから高齢者まで幅広い世代に分かりやすく、みんなが一緒に遊べて学べるシンプルなルールが設定されており、どんな人でも参加しやすいようになっています。

「難しそう」なことは敬遠されがちですが、「楽しい」ことは「理解」への一番の近道です。

こういったゲームの存在が広く浸透することで、SDGsの普及へと繋がっていくのではないでしょうか。

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