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今注目すべき、サスティナブルな話題

今、この本がアツい。エシカルに関する人気書籍を一挙ご紹介

この話題に関わるSDGsの目標

最近よく聞くようになった「エシカル」という言葉ですが、エシカルとに着いて「何となく良さそうなこと」であるのは理解できるのですが、誰かに説明できるほど知っている訳ではないという人も少なくないでしょう。

「エシカル」は「倫理的な」という意味を持つ言葉で、食品や衣料品、身近にある日用雑貨などがどうやって作られてきたのか、どんな人々がどのような環境で作っているのか、そこに違法な労働は存在してないのかなど、ひとつひとつの商品のプロセスを見つめ直してみることを指します。

今回はそんな「エシカル」を子どもから大人まで分かりやすく、そしてその大切さを具体的に教えてくれる本をご紹介していきます。

■「エシカル」を分かりやすく身近に感じられるオススメの本

1.「はじめてのエシカル~人、自然、未来にやさしい暮らしかた」 末吉里花

 

著者はTBS系テレビ番組「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ末吉里花氏は、自らの経験上地球上で起きている様々な現実を目の当たりにしたことで「エシカル」の道へと歩んでおり、現在は一般社団法人エシカル協会代表理事も務めています。

「エシカルって、何だろう?」「なぜ今エシカルが必要なのか?」

そんなベースの些細な疑問点から具体的に分かりやすく説明してくれています。

この本ではエシカルな毎日のために日々の暮らしの中でできる工夫や、変わり始めている企業の姿勢なども知ることができます。

エシカルとは「私にいい」と「世界にいい」を繋げていくことを含め、エシカルを知らないという人にもオススメの1冊となっています。

 

2.「未来を変える目標 SDGsアイデアブック」 監修 蟹江憲史(慶応義塾大学大学院教授)

 

この本は子どもから大人まで幅広い世代がSDGsについて楽しく学べるビジュアルブックで、感覚や感性を刺激し、好奇心に火をつけ、学びの意欲を持ってもらうことを大切にしている本です。

SDGsの17の目標についても、インフォグラフィックを使って要点を分かりやすく解説しています。各国の活動事例を紹介するだけでなく、「そんな方法があるなら、こんな方法もあるかも!」と自ら考えてみたくなる内容となっています。

また、現役中高生と大人が集まって考えたという「未来への問い」というページでは、「18番目の目標を作るとしたら、どんな目標?」「誰と一緒だったら行動できるだろう」「もっと知ってもらうために、SDGsを楽しくするには?」などといった20の問いが掲載されています。

子ども達に向けた教育の場での活用はもちろんですが、企業の研修や地域・団体等の啓発活動にもオススメです。

3.「NAKED FASHION~ファッションで世界を変える~おしゃれなエコのハローワーク」サフィア・ミニー(ピープルツリー/グローバル・ヴィレッジ代表)

 

エシカルで地球環境にやさしく、サスティナブルなファッションを20年以上に渡って作り続けているフェアトレード専門ブランドの「ピープルツリー」は、オーガニックコットンをはじめとする衣料品やアクセサリー、食品、雑貨など、その地方で採れる自然素材を用いた手仕事による商品の企画・販売をしています。

 

→こちらの記事でもピープルツリーの詳しい活動を紹介しています。

■世界的女優エマ・ワトソンが取り組むフェアトレード、その現実とは

 

この本では「本当のエシカルファッションとは?」をテーマに、エマ・ワトソン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、レスリー・キー、UA、小林武史といった著名人50名にインタビューした内容も掲載されています。

ファッションやカルチャーに関わりながら、それぞれの立場から変化を起こす方々へのインタビュー、そして美しいビジュアルにも注目。今の自分の立場から、どうやって社会貢献活動に繋げていけるのかを知りたい人に、ぜひ読んでもらいたい1冊です。

 

4.「わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。~児童労働者とよばれる2億1800万人の子どもたち」岩附由香 白木朋子 水寄僚子

 

世界の子ども達を児童労働から守る活動をしているNGO団体「ACE」は、「子ども、若者が自らの意志で人生や社会を築くことができる世界をつくるために、子ども、若者の権利を奪う社会課題を解決する」を意義とした日本生まれのNGOです。著書はこのACEで活動する中心的メンバーの3人で、サッカーボールを縫っていたインドの少女、フィリピン在住の8歳の売春婦、借金のかたに働かされる少年、世界には違法に働かされる子ども達がたくさんいることを紹介し、こういった児童労働がなぜ起きるのか、児童労働をなぜやめさせられないのか、そして児童労働に対する取り組みにはどんなものがあるのか等々、中学生から読める児童労働問題の入門書となっています。

5.「あなたが世界を変える日~12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ」セヴァン カリス=スズキ

 

「あなたがた大人は、オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか知らないでしょう。死んだ川にどうやってサケを呼び戻すのか知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生き返らせるのか知らないでしょう。そして今や砂漠となってしまった場所にどうやって緑の森をよみがえらせるのか知らないでしょう。だから大人のみなさん、どうやって直すのか分からないものを、壊し続けるのはもうやめてください。」

 

これは1992年の環境サミットで12歳の少女が語った、6分間の伝説のスピーチであり、このスピーチ内容が収録されている本です。少女はこのサミットにカンパによる自費で参加しており、「子どもこそ一番影響を受ける問題なのに、なぜ子どもの代表は呼ばれないのか?」と、自分たちで環境サミットに行くことを決意したと話しています。スピーチの中に溢れるストレートに突き刺さる数々の言葉は心に刺さるものが多く、子どもから大人まで、たくさんの人に読んでほしい未来を守るための1冊となっております。

 

「倫理的な」「道徳な」といった意味を持つエシカルは、具体的に言うと「人や社会、地球環境に配慮した考え方やそれに伴う行動」を指します。

ここでご紹介した本は、「エシカル」という言葉の意味を知らなくても、全く問題なく読み進められる分かりやすい内容のものばかりです。

これからの時代を生きる子ども達と一緒に、ご紹介した書籍と一緒に「エシカル」の入り口をのぞいてみませんか。

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