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今注目すべき、サスティナブルな話題

”小学生SDGsサミット”大人には思いつかない発想と対策が次々に

この話題に関わるSDGsの目標

引用:exciteニュース 

 

2019年7月6日に、東京お台場にある日本科学未来館で「小学生SDGsサミット」が開催されました。(主催:朝日小学生新聞・読売KODOMO新聞)

今回のイベントは、小学校5・6年生で構成されたメンバーを中心に「日本の暑さ対策」というテーマの元に議論されました。

 

SDGsの17の目標「13.気候変動に具体的な対策を」

はじめに、小学生たちをA,B,Cの3グループに分け、環境を意識しながら、暑さ対策について45分間のワークショップが行われました。

今回のワークショップの要素として、「SDGsを意識する」内容が含まれており、子供たちはSDGsの内容を理解すると共に、目標達成に必要な具体的な解決策をワークショップで模索しました。

「日本の暑さ対策」を考える事は、SDGsの「13.気候変動に具体的な対策を」に当てはまる内容であり、日本が特に改善を求められている問題の一つになっています。

引用:exciteニュース  

 

小学生の柔軟な発想から学ぶ -各チームの発表内容-

これまで、多くの大人たちが環境問題について考え、様々なアプローチをしてきました。

しかし、SDGsの17の目標にもあるように、全ての問題が順調に改善されたわけではありません。

しかし子供たちの議論から出た「暑さ対策」は、大人たちが当たり前に感じていた事を改めて再確認するような、思いもよらぬ角度からの提案で多くの大人たちを驚かせました。

 

Aグループ:生ゴミを余すところなく消費することで二酸化炭素軽減へ

Aグループでは、焼却処分されている生ゴミを土に返す事で植物の栄養源にし、新たに生まれる植物が二酸化炭素を軽減させるという「循環」というテーマを発表しました。

オレンジの皮をジャムやオレンジビールとして使い切るなど、昔は当たり前だったけれども今はあまり習慣となっていないジャム作りなど、暑さ対策の他にも様々なシーンを想定しているSDGsを意識した発表をしました。

このグループの発表は、日本が抱えるSDGsの17の目標の内、「12.つくる責任 つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」など、多くの課題解決に当てはまる内容になります。

 

Bグループ:街全体にグリーンカーテンを広めよう

Bグループは大人たちもすでに認知している「グリーンカーテン」という暑さ対策をスイカやメロンを植えて、学校や家のベランダで行うという提案をしました。

駅前や学校で活動を呼びかけ街全体にグリーンカーテンを普及させる事で、グリーンカーテンの有効性を認知してもらい、人々に環境問題を意識するきっかけにしよう、という思いが込められています。一人一人にSDGsの目標を達成することを意識してもらおうとする、SDGsを広げる可能性を秘めた素晴らしい発表内容でした。

Cグループ:町中にクーリングエコボックスを設置して気候変動対策

Cグループは町中にクーラーボックスを設置し、その中で冷やした水や氷を打ち水などに使用する事で気温低下を促し、クーラーの使用率を下げる目的の活動を発表しました。

クーラーボックスを町中に設置するという最小限の労力のなかで、主にSDGs13の「気候変動に具体的な対策を」に対策できるという、まさに大人では思いつかない斬新なアイデアです。

 

小学生SDGsサミットに参加した大人たちが感じた未来

今回の小学生SDGsサミットには、SDGsに関わる大人たちも多く参加されました。

参加者の多くが小学生の発表するSDGs対策の意見に真剣に耳を傾けており、全体となってSDGs対策に向き合う会となりました。

 

また、今回の小学生SDGsサミットにて基調講演を行なった蟹江 憲史氏(慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 教授)は、「このようなイベント自体が、17の目標の中に掲げられる[17.パートナーシップで目標を達成しよう]に当てはまる。様々に人たちと問題を共有し、議論する機会を増やしていく事が、まさしくSDGsの達成の鍵だ」と述べました。また、イベントを含めてSDGsの取り組みであり、ひとつの問題解決のアプローチが、他の問題解決の妨げになる可能性がある。それを踏まえても、多くの人が議論し考える事で、SDGsの達成に前進出来ると、今後の目標達成への希望を小学生たちに伝えました。

 

今回の小学生SDGsサミットは、2030年SDGsの目標達成へより近づける人材育成に繋がり、より多くの人にSDGsが広がる可能性を感じうるイベントとなり、また子どもたちにとってこのような考えるきっかけとなる機会が重要であるということを再認識できる会となりました。

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